多摩区・麻生区 社会
公開日:2015.02.20
ごみ処理発電を収集車へ
市とJFEエンジが検討
ごみ焼却施設で発電した電力を電気自動車のごみ収集車に活用――。こんなシステムを構築しようと、川崎市内で実証実験に取り組む検討が始まった。川崎市とJFEエンジニアリング(東京都千代田区)が今月10日、検討に関する覚書を締結した。
実証実験は、廃棄物発電を活用したエネルギー循環型システムをつくるのが狙い。ごみ焼却施設で充電でき、複数の電池を交換しながら使用することで効率的に車両を走行させることができる。走行中の音が静かになるメリットもある。また災害時には電池を災害対策拠点の非常用電源としても活用することができる。
プロジェクトの総括と設備はJFEエンジニアリングが担当。車両は日産自動車の100%電気トラックをベースに使用し、極東開発工業が車両の架装を手掛ける。川崎市は実験の場を提供する。
こうした取り組みは日本初。実証実験は2015年度中の実施をめざすとしている。
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