スポーツ羽根つき 親子450人が熱戦 60年続く川崎流競技
区内で60年以上に渡り行われている「新春親子羽根つき大会」が1月20日にとどろきアリーナで開催された。中原区子ども会連合会(小笠原茂春会長)主催。区内の小中学生とその母親など、総勢450人の女性が熱戦を繰り広げた。
川崎市の羽根つきは、市子ども会連盟が独自のルールを定めて、スポーツ感覚でできる競技。初めて開催されたのは1953年で、今年で61回目になる。競技人口や規模は全国最大で他県にも注目される珍しい大会となっている。
ルールはバドミントンに似ていて、手に持った板で小さな羽をネットにかからないように相手のコートに打ち合ってポイントを競いあう。2度まで打つことが出来、真上に羽を上げてスマッシュを打ち込むというレベルの高い技術も生み出されている。
小笠原会長は「これだけの歴史を持ち競技という形で継続してるのは川崎市のみ。今後も羽根つき王国として競技が盛んになれば」と話す。
中原区は近年、市大会で優勝や準優勝している強豪。強さの秘訣を区子ども会は「町会に加入しているほとんどの女の子はドッジボールと羽根つきをやっている。どこも練習熱心で年々レベルも高くなっている」と話す。市子ども会連盟は「麻生などは競技人口が減っているが、中原は盛ん。町会ごとの活動が積極的なのでは」とみている。
今大会の結果は、小・中・母親すべての団体戦で宮内子ども会が優勝。個人の部では大村咲夏さん(小1・2年の部)、松岡はるさん(小3・4年の部)、古舘柾さん(小5・6年の部)、三上莉奈さん(中学生の部)、大村由紀子さん(母親の部)が優勝した。
なお、優勝者らは、2月3日に行われる市大会に出場する。
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