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さがみはら中央区 トップニュース

公開日:2011.11.03

教員試験、単独実施へ
市を希望する優秀な人材確保ねらう

  • 教師塾の卒塾式。今年は2期生70人が参加した

 例年7月に第一次試験が行われる公立学校の教員採用試験について、相模原市では来年から市主導での試験実施を決めた。政令市への移行に伴い、昨年から3年間の期限で、県と市が共同で行う予定だったが、1年前倒しての初の単独実施となる。



 相模原市が単独実施を前倒した背景には、勤務地内として県全域ではなく、市内を希望する優秀な教員の採用を行いたいことや、採用方法について大学、学生などからの問合せが増加してきていること、さらに県との2回にわたる共同実施で試験事務のノウハウを取得できたことが挙げられる。単独実施になることで、市内の公立校を希望する教員候補者は、試験をパスすれば確実に市内配属になる。共同実施だったこれまでと違い、他市への流出を抑えられるため、「優秀な教員の確保により力を入れることができる」と市では話している。



教師塾はこれまで通り



 一方、その単独実施を念頭に政令市移行の約1年前に創設されたのが、「さがみ風っ子教師塾」(主催/市教育委員会)だ。同塾は市内で教員を志す人を対象とする人材育成塾で、これまで137人が卒塾。その約7割がすでに教員として活躍、あるいは来年度の内定を得ている。同塾では単独実施が正式に決まったことで「特に変わることはない」とした上で、「市内で活躍できる優秀な人材育成に、これまで通り力を注いでいく」と話している。

 

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