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さがみはら南区 社会

公開日:2016.02.11

震災チャリティ
3・11を忘れないVol.1
「走る」ことで伝える

  • チャリティランに向け調整する関家さん(左)とローレンスさん=1月23日、南区内で

 100Km走や48時間走など、数々の長距離を走り抜いてきたウルトラマラソン走者、関家良一さん(48)=南区磯部在住=が3月、東日本大震災5周年を機に、1105・2Kmを17日間かけて走破する「東北チャリティラン」に臨む。

 「走ることで、震災を忘れないで、と世界中に伝えたい」。関家さんは2012年、義援金に対する謝意を込め台湾一周1085Kmを走破。当時から「いつか東北も走らなければ」と使命感を持っていた。英会話を通じ知り合った、在日米陸軍キャンプ座間に勤務するアービン・ローレンスさん(51)=愛川町在住=に思いを打ち明けると、すぐに賛同。ローレンスさんは全行程を自転車で伴走し関家さんを支援することに。震災発生時、日本全国にある米軍により行われた救援活動「トモダチ作戦」に感謝の意を伝えるため、道中の米軍関連施設に立ち寄ることを計画し昨夏頃から準備を進めてきた。

 二人は「トモダチ作戦が始まった」という米軍海兵隊キャンプ富士(静岡県)を3月3日に出発。2日目にキャンプ座間を経由し相模原市内を抜ける。福島県などを通り、11日は地震発生の午後2時46分に陸上自衛隊仙台駐屯地内で黙とう後、震災孤児を支援する仙台市内のNPO法人「子どもの村東北」に、企画に寄せられた義援金を自転車などの形で寄贈。最終地点の米軍三沢基地(青森県)に19日到着を目指し、17日間の日程で臨む。

 企画はHP(ホームページ)「東北チャリティラン(【URL】http://www.to

hokucharityrun.org/ja)」で確認できる。走行路や二人の現在地も明示され一緒に参加も可。「急がず地元の人たちとふれあいながら走りたい」と関家さん。ローレンスさんは「行く先々で様々な物語に出会い、心に響くこともあると思う」と話す。問合せは【メール】support@tohokucharityrun.org へ。

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