津久井湖さくらまつり 被災地に"津久井"の元気を 中止から一転 復興支援を目的に「花の苑地」だけで開催
東日本大震災の影響で開催中止が検討されていた「第14回津久井湖さくらまつり」。主催する同実行委員会では、被災地への復興支援を目的とした義援金の募金活動と収益の一部を寄付するイベントとして、4月2日、3日に「花の苑地」で開催される見通しとなった。両日は、当初の予定を大幅に変更して、「元気だそうよ ニッポン」と題し、災害支援コンサートなどが行われる。
津久井湖城山公園(水の苑地・花の苑地)は毎春、見事な花を咲かせ、地域随一の桜の名所として知られている。桜の開花を祝い、毎年4月1週目に「津久井湖さくらまつり」を開催し、毎年多くの人で賑わっている。今年は主催者側の意向で、旧城山側の「水の苑地」と、旧津久井側の「花の苑地」で分かれて開催を予定していた。
しかし、今回の震災で両イベントとも中止の方向で話が進められることに。津久井湖版B級グルメなどの企画を予定していた「水の苑地」では開催を見送ることを決定。今後代替イベントを検討していくという。
一方、「花の苑地」では、関係者が協議を重ね、震災の復興支援という形で開催することを決断。夜桜のライトアップ等は中止するものの、犠牲者への黙祷やオカリナ演奏等の支援コンサート、特産品や模擬店等の出店に募金箱を設置するなど、大幅に内容を変更して行われることになった。開催時間は2日が10時〜16時、3日が10時〜15時。
同まつり(花の苑地)の実行委員会の秋本昭一実行委員長(津久井観光協会会長)は「今回の大震災で緑区内のほとんどのイベントが中止になっています。しかし、比較的影響の少ない我々の地域が活性化しなければ、日本全体に勢いがなくなります。こんなときこそ心を一つにするべきだと思い、復興支援という形で開催することを決断しました。募金や我々の元気を被災地へ送ることが大切ですので、協力をお願い致します」と話している。
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