座間 人物風土記
公開日:2012.07.06
「はじめての手話講座」の講師を務める手話サークル星の会の会長
赤木 みな子さん
相模が丘在住 64歳
人の役に立ちたい
○…1974年に設立された手話サークル「星の会」に所属して25年。北地区文化センターやサニープレイス座間を拠点に55人が活動し、自身は会長を15年以上務める。市内の行事で舞台通訳をしたり、福祉イベントや小中学校へ指導に出向く。聴覚障がい者との交流を目的に入会する人や、手話通訳者を目指す人など目的はさまざま。最近は、夫婦で入会した人がいると嬉しそう。
○…座間へ引っ越してきた時に「手の話ってなんだろうと思って」と、広報に載っていた講座に親子で参加したことがきっかけとなった。地方によって異なり、動体視力も必要となる手話の魅力にみるみるはまっていった。口の動きや、顔の表情をつけながら一生懸命伝え、普段の会話でも自然と手話が出てしまうとか。耳の聞こえない人や多くの人との交流で、本当に伝わったのか確認しながら「いきいきとした手話」を大切に学んでいる。「ここでいいっていうことがない。奥が深くてやめられない」
○…宮崎県の出身。夫の転勤で全国各地を巡り「3年だけ」と思っていた座間に住み25年が経つ。以前は、子どものPTAの役員やパートの仕事をこなすなど、忙しい中の活動だった。その支えとなり、10年前に亡くなった夫には「すごく優しくて幸せをいっぱいもらった」と心から感謝している。今は児童ホームで働きながら続けている。ただ忙しいからこそ、息抜きで頭をきりかえる。ハイキングや山登りでの高山植物やハプニングを楽しむ。また、友人とスイスやエジプトなど海外旅行へも。家にいる時間は月に2、3日ほどで、それが元気の秘訣。
○…孫3人の成長が喜び。次女は国際結婚をし、その夫と英語や日本語を交えて話す時は、「ボディランゲージ」を使う。誕生日やハロウィンと、パーティーも多くいつもにぎやか。これからは「絵手紙も書道にも挑戦」と”何でも楽しむ”が合言葉だ。
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