神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
横須賀版 公開:2016年6月24日 エリアトップへ

18歳選挙権 「若者を選挙に」方策探る 横須賀JCが公開討論

政治

公開:2016年6月24日

  • LINE
  • hatena
18歳選挙権と投票行動につながる方策について意見交換(=ショッパーズプラザ横須賀)
18歳選挙権と投票行動につながる方策について意見交換(=ショッパーズプラザ横須賀)

 18歳以上が新たに有権者となる次期参議院選挙を前にして、まちづくり団体の横須賀青年会議所(横須賀JC)が18日、投票を呼び掛けるイベントを行った。事前募集した選挙啓発をテーマにした動画コンテストの結果発表のほか、異世代の代表がステージに登壇して投票率向上の方策などで意見を交わした。

 討論に参加したのは、鈴木立也氏(横須賀市社会福祉協議会副会長)、赤羽根丈行氏(横須賀高校PTA会長)、竹岡力氏(学生団体スカペンコ代表)、大井麻奈美氏(大学生)の4人。進行役を横須賀JCの高橋泉理事長が務めた。

 まずは前回の参院選で全国の投票率が54・13%、その内、24歳までは31・18%と若年層の投票率の低迷を確認。こうした現状の一因に鈴木氏は「(我々の時代から)主権者を育てる仕組みが教育現場にない。政治に無関心であることに罪悪感を抱くこともなかった」と学習の必要性を述べた。一方で変化の兆しはあると竹岡氏。「『18歳投票権』が各方面で取り上げられるようになり、関心を持つ人は増えている。意思表示しないと、自分が意図しない方向に導かれてしまうので注意したい」とした。

 「投票で街は変わるか」の問いには、赤羽根氏が発言。「変化を求めるのは、現状に不満があることの証左。横須賀では新たに約8000人が有権者となる。束になって声をあげれば思い描く方向に向わせることができる」とした。

 「選挙の仕組みや制度は学校の授業で学んだが、友人同士で実際の政治について語り合ったことはない」と大井氏。これに対し、竹岡氏は「身近な話題や校内のルール決定に選挙を持ち込んではどうか。給食のメニュー選びや制服と私服の選択などで投票してみる。選挙の意味を理解するきっかけになるはず」とアイデアを披露した。

 横須賀JCでは、多くの人の関心を集めたいと、ショッパーズプラザ横須賀(本町)のオープンスペースを会場に選定。多くの買物客が足を止めて眺めていた。

「動画コン」三浦学苑が大賞

 選挙啓発を題材にした動画コンテストには、全11作品の応募があった。最優秀賞を受賞したは三浦学苑高校の情報研究会に所属する1年生コンビ。18歳でできること、できないことをユーモラスに表現して審査委員の評価を集めた=写真。

 同作品はジェイコム湘南の地域チャンネル、横須賀中央駅、追浜駅にあるデジタルサイネージ(街中モニター)で放映される。
 

横須賀版のローカルニュース最新6

猿島往来に「黒船」

猿島往来に「黒船」

トライアングル 新造船就航

4月20日

奨学金支援で入社誘引

タイムカプセル

奨学金支援で入社誘引

4月19日

子育て・教育に役立てて

リフレックス

子育て・教育に役立てて

市へ100万円寄付

4月19日

消えゆく”学ラン”

公立中学校

消えゆく”学ラン”

移行期で詰襟・ブレザー混在

4月19日

「ジブリ作品、地球的視野」

「ジブリ作品、地球的視野」

声優出演の加藤登紀子さん

4月19日

武者行列にあわせ新御城印

武者行列にあわせ新御城印

甲冑や旗など意匠に

4月19日

あなたの街の植木屋さん ハロー・ガーデン

土日祝OK!見積り・出張費0円!1本からでも対応します!

<PR>

あっとほーむデスク

  • 4月19日0:00更新

  • 4月12日0:00更新

  • 4月5日0:00更新

横須賀版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

横須賀版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook