三浦一族を偲ぶ供養祭 5月26日開催 笠懸の披露も
450年にわたり、英華を誇ってきた三浦一族の鎮魂の行事「道寸祭り・笠懸」が5月26日(日)油壺の荒井浜海岸で開催される。当日は、供養祭のほか、馬上から矢を射る笠懸が披露される。
油壺は三浦一族終焉の地とされている場所。新井城で北条早雲との壮絶な攻防は3年にも及んだ。戦いでは三浦道寸、荒次郎親子など三浦一族のほとんどが油壺湾に朽ち落ちたとされる悲話は、現在も伝えられている。
笠懸は、三浦一族のお家芸として永く伝えられてきたもの。平安末期から室町時代に流行した流鏑馬(やぶさめ)、犬追物(いぬおうもの)と並ぶ三大古弓馬術のひとつ。全速力で走る馬上から矢を射るもので、流鏑馬(やぶさめ)よりも実戦的といわれている。いにしえを感じさせる衣装を身に纏った射手が、全速力で走る馬上から矢を射る姿はまさに圧巻。
和太鼓の演奏も
午前11時から読経(焼香)などの三浦一族供養祭(雨天決行)が執り行われる。午前11時20分からは和太鼓の演奏や横須賀開国甲冑隊披露、12時05分から立身流兵法の演武、午後1時から笠懸(小雨決行)が行われる。
また、普段は入れない三浦一族終焉の地「新井城」の空堀が一般公開される。時間は、午前9時30分から午後2時。場所は、東京大学三崎臨海実験所(三浦市三崎町小網代1024)。参加無料。雨天の場合、中止または公開時間変更あり。
問合わせは市観光商工課【電話】046・882・1111まで。
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