神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
三浦版 公開:2015年6月12日 エリアトップへ

三崎小学校 ”釣りクラブ”が再始動 企業の支援受け活動

教育

公開:2015年6月12日

  • LINE
  • hatena

 市立三崎小学校(及川圭介校長)では、釣り用品メーカーと連携した釣りクラブが数年ぶりに復活した。今月8日の活動では協力企業社員の指導のもと、児童らは花暮岸壁で釣りを楽しんだ。年間10回の活動を通して、釣りの醍醐味を体験するほか、海の恵みや環境について知識を深めていく。

 三方を海に囲まれた三浦ならではの実体験で、子どもたちの心を育てる―。

 今年度から釣りクラブの活動がスタートした三崎小学校では、4年生以上が授業の一環として運動系・文化系のクラブ活動を行っている。同クラブは数年前にも活動していたが、教員や活動場所・児童の安全確保などの理由で継続が困難となり、一旦廃止した経緯がある。「海に近い学校として三崎小ならではの活動ができないか」と、今年4月からクラブの再開を検討。地元の釣り用品製造販売会社「ミサキ」に勤める同校卒業生の松本光男さんに相談したところ、全国規模で社会貢献活動を行うメーカー大手の「グローブライト(株)」フィッシング事業部との連携協力を得ることに成功した。「安全に釣りの楽しさを味わうなかで、海が育む恵みのありがたさや、豊かな自然環境を守る心を学んでほしい」と及川校長は期待を寄せる。

釣果に歓声

 同クラブには事前調査で希望した小学5年・6年生の児童10人が所属。今月8日に2回目の活動を行った。当日は活動趣旨に賛同したグローブライト社からライフジャケット・釣り竿・リールの貸与と仕掛けが提供されたほか、社員が指導員として派遣され、道具の使用方法や魚の種類、釣り人のマナー・注意事項などを子どもたちに説いた。

 揃いの帽子とライフジャケットに身を包んだ子どもたちは、手際よく釣り竿をセッティングすると早速投げ釣りのフォームを練習。その後、餌のアオイソメの扱いや絡まる釣り糸の処理に四苦八苦しながらも、各々に楽しんだ。花暮岸壁は、水深の深さと潮通りの良さが人気で、休日を中心に多くの釣り客で賑わうスポット。この日もメゴチやハゼ・ウミタナゴなどが次々と釣れると、嬉しそうな声が上がっていた。

 市教委によると、現時点で釣りを体験できるクラブ活動は市内で三崎小のみだが、他の小中学校から同様の要望があれば協力していきたいと話している。

三浦版のトップニュース最新6

4月17日から実証実験

かなライド@みうら

4月17日から実証実験

夜間限定で1日5台運行

4月12日

小中学力テストの対象拡大

三浦市教委

小中学力テストの対象拡大

今年度から新プロジェクト始動

4月12日

災害用トイレ足りるか

三浦市

災害用トイレ足りるか

県下33市町村に本紙調査

3月29日

旧三崎中に複合施設整備

三浦地所

旧三崎中に複合施設整備

今秋ごろから順次開業へ

3月29日

浦賀沖でサーモン養殖

浦賀沖でサーモン養殖

若手漁師ブランド化めざす

3月29日

障害者目線で考える社会へ

障害者目線で考える社会へ

合理的配慮 4月から義務化

3月15日

あっとほーむデスク

  • 4月12日0:00更新

  • 3月29日0:00更新

  • 3月15日0:00更新

三浦版のあっとほーむデスク一覧へ

コラム一覧へ

三浦版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月17日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook