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公開日:2011.07.08

「悲しみ消す消しゴム」被災地に
葉山町木古庭在住の伊東鎮哉さんが企画

  • 食べ物や乗り物など50種類の「おもしろ消しゴム」

  • 「手に取った子どもに面白いと思ってもらえれば」と伊東さん

 東日本大震災で被災した子どもたちを支援しようと、葉山町木古庭在住の作曲家、伊東鎮哉さんがこのほど、「悲しみを消すおもしろ消しゴムを送る大作戦」を企画した。被災した悲しみや辛さを少しでも軽減してもらおうと、被災地の小学校に消しゴムを送る取り組みで、今月23日(土)には消しゴムの購入費を募るチャリティーイベントも行う。



23日(土)福祉文化会館でチャリティー



 震災後、伊東さんが危惧したのは子どもたちが災害に直面したことで起きるPTSD(心的外傷後ストレス障害)などの様々なシンドロームだったという。「実際にそういうことが出始めている。だから被災した悲しみを少しでも和らげてあげられるものを送りたい」。考えた末に辿り着いたのが間違いを消して元から校正できる消しゴムだった。「文章を校正する消しゴム。校正、更正、更生、厚生と連想してもこれがいいんじゃないかと思って」。ツテを頼る中で埼玉県で消しゴムの製造販売を行っている企業の協力を取り付けることもできた。



 消しゴムは全50種類。消防車やヘリコプター、ケーキやラーメン、ボールやバットなど見た目にも楽しいものばかり。「手にとった子どもに面白いと思ってもらえれば」と伊東さん。購入費は1個30円で今後10万個を目指し、チャリティーイベントを通じて購入費を募っていくという。



 現在「葉山で童謡を歌う会」を主宰している伊東さん。7月23日には第1回目のチャリティーイベントとして、葉山町福祉文化会館大会議室で「チャリティーみんなでうたおう めだかの会」を行う。参加は無料で、会場に設置された募金箱に募金すると消しゴム1つが記念で進呈される。「『手のひらを太陽に』や『しゃぼん玉』など馴染み深い童謡や唱歌12曲を皆さんと一緒に歌います。ぜひたくさんの方にご来場いただければ」と伊東さん。時間は午後2時から4時まで(開場は1時30分)。



 問合せは伊東さん【電話】046(878)6488まで。

 

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