木漏れ日が差し込む遠藤健康の森の竹林
藤沢の春の恒例行事、遠藤地区三大祭りのひとつである「竹炭祭」が４月19日（日）、遠藤健康の森で開催される。時間は午前９時20分から午後３時までで、入場無料。雨天決行。主催は遠藤竹炭の会（冨田修会長）。
竹炭祭は環境整備を進める遠藤竹炭の会の活動を通して、地域交流と地場産業の活性化、県内外から訪れる人たちとのコミュニケーションを図ることなどを目的に開催され、今年で節目の15回を迎える。
当日は、市無形文化財指定の遠藤焼米つき唄や県無形文化財指定の遠藤ささら盆唄をはじめ、矢下勇厳さんと井上朋子さんによる民謡と尺八、秋葉台中学校吹奏楽部による演奏、初参加となる琉球國祭り太鼓神奈川支部による太鼓演奏など、多彩なステージイベントを予定している。
会場では竹炭関連商品や、掘りたてのタケノコ、新鮮野菜、焼きそば、たい焼き、菓子やパン、各種飲み物の販売も行われる。甘酒やタケノコ汁の無料サービスなどもある。会場では遠藤の名所マップ、竹に関するクイズ、慶応大生によるイベント紹介など、地元のＰＲなども積極的に行う。
ＪＡさがみ遠藤支店向かいと笹久保バス停から慶応大学方面に臨時駐車場を用意。主催者は「駐車場には限りがあるため会場へはバスなどの利用を」と呼びかける（湘南台駅から慶応大学行きバスで「慶応大学」下車徒歩約10分）。
毎年３０００人以上が訪れる同イベント。昨年、会長に就任した冨田さんは「県下でも竹林の中でのイベントは大変珍しい。健康の森運営委員会の一団体として、このエリアを広く知ってもらうとともに次世代に繋がるよう尽力したい」と意気込みを語った。
同会は竹林内の散策路整備、伐採で発生した竹を炭にする活動、イベントなどによる地域活性化が評価され今年１月、神奈川県公園協会賞の「都市緑化・自然環境保全に関わる活動部門」で奨励賞に輝いている。
問い合わせは遠藤市民センター【電話】０４６６・８７・３００９へ。
会員らによる草刈作業
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