藤沢版 掲載号:2017年6月30日号

安全見守る「釘無し」海の家 文化

海さくらと日本財団が建築

かまぼこ型の海の家
かまぼこ型の海の家
 子どもたちが安心して裸足で遊べる砂浜を目指し、江の島を中心にごみ拾いを続けるNPO法人海さくらと日本財団は、日本初となる「釘のない海の家」を片瀬東浜にオープンする。7月1日(土)から8月31日(木)の期間限定。海水浴客の安全を見守る拠点として、江の島海水浴場営業組合片瀬東浜の放送室や救護所のほか、西浜サーフライフセービングクラブらの事務所として活用される。

 海の家はかまぼこ型で、骨組みとなるアーチには間伐材を使用した。天井を覆うシートに描かれた魚やタツノオトシゴ、クラゲなどの絵柄は、東京五輪エンブレムなどで著名なデザイナー・野老朝雄さんによるもの。6月入ってからは地元の小中学生らがその絵柄に色を塗るワークショップや、アーチ部分を作る大工作業、棚などの組み立てなどを行ってきた。

 (公財)かながわ海岸美化財団の調査(2010年)によれば、片瀬東浜を含む湘南の5海岸で1日に回収した釘は、約1万9000本。海の家の建設時や解体時に釘を落とさない工夫などが求められているという。

 臼田征弘組合長は「近年はブルーシートを敷いて、解体するよう呼びかけていた。これを機に各海の家が釘を出さないという共通認識を持ってもらい、今後も安心して楽しめる海水浴場をめざしたい」と語る。

 海さくらの古澤純一郎理事長は「釘や海の環境を自分ごととして感じてもらい、次世代に良い形で海を引き継いでいきたい。力を合わせれば、海はきれいに出来ると信じている」と話す。

野老さんと子どもによるシート
野老さんと子どもによるシート

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