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鎌倉版 公開:2012年11月23日 エリアトップへ

鎌倉の「外国人観光客向け観光防災地図」を作成した 川崎芽衣(めい)さん 東京都在住 24歳

公開:2012年11月23日

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一意専心に取り組む

 〇…在籍する慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科の研究プロジェクトで、防災情報を盛り込んだ鎌倉の外国人観光客向けの地図を作成した。昨年、ロンドン、パリ、京都、箱根と観光都市を飛び回り、「どの観光地の地図にも防災についての記載がなく、実際に何か起きた時にどこへ避難すればいいかわからない」など、実体験を自身の研究に反映させた。

 〇…専攻は「ポリシー(政策)」。「地域によって政策や制度が違うのが面白いから」と話す。「1年を通じて観光を楽しめ、世界遺産登録でも注目されている鎌倉の行政に興味があった」と、昨年8月に松尾崇市長のもとでインターンシップ(就業体験)を経験。地域懇談会などに参加して住民の「生の声」を聞き、観光客が住宅地に迷い込むなどの課題を認識した。「貴重な体験をさせてもらい、地図作成の大きなきっかけになった」と振り返る。

 ○…都内で生まれ育った。親戚が住んでいたこともあり、幼少期は毎週のように鎌倉の海や山へ遊びに来るなど、「鎌倉には思い入れが強い」という。昔から「のめり込む性格」で、動物園で鷹や鷲などの猛禽類を、「かっこ良い」と眺め続けた幼い頃の思い出を語ってくれた。「家族の影響で」3歳で初めてクラブを握ったというゴルフは、高校の部活動で本格的に取り組み始め、大学進学後もレッスンを継続。2年時にはUSGTF JAPAN(全米ゴルフ教師連盟)の指導者資格を取得した。ベストスコアは71。「奇跡的な記録です」と笑い、「年を重ねても一生続けられるスポーツ」とゴルフの魅力を語る。

 〇…「プロジェクトを提案して実行に移した経験は、今後に絶対に生かしていける」とはっきりと言い切る。来春からは社会人として、新たな一歩を踏み出す。「どんな分野においても目の前の問題に対して逃げずに、コツコツと解決していきたい」と、言葉を選びながらしっかりと語った。
 

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