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公開日:2013.07.12

鎌倉市海水浴場
130年目の海開き
節目祝し式典や盆踊り

  • 9日の神事では海の安全と賑わいを祈願した

 今年で開設130周年を迎える鎌倉市海水浴場が7月9日、海開きを迎えた。9日にビーチの安全を祈願する神事が行われ、15日の海の日には記念式典や市民で祝う「浜の盆踊り大会」が開催される。例年、海水浴場開設期間は8月31日までだが、市では9月にも海を訪れる人が多いことから今年は9月8日まで62日間を開設期間としている。



 鎌倉の海水浴場の歴史は、1884(明治17)年に内務省衛生局長などを歴任した長与専斎が「海水浴場に最適の地」と広く紹介したことが始まりとされる。1889(明治22)年の横須賀線開通などを契機に療養地や別荘地としても人気が高まった。



 1910(明治43)年に鎌倉町(当時)が海水浴場を開設し、由比ガ浜、材木座、坂ノ下に公営脱衣所を設け、信号機や見張船などを置いた。東京オリンピックが行われた1964年には、海水浴場期間中の人出が415万人を記録。「海の銀座」と称されるほどの人気を博した。



 昨年の鎌倉の海水浴客は113万7千人で、一昨年比で25・6%増加。最近の10年では、ほぼ90万〜100万人で推移している。



「海の日」に記念式典



 15日の記念式典は由比ガ浜海水浴場の、海の家「avex beach paradise powered by UULA」で午前10時から。ゲストにTRFのYU-KIさんらを迎え、一日監視所長就任式が行われる。



 午後6時30分からは「浜の盆踊り大会」が材木座海水浴場で催される。場所は海の家「Asia」前。鎌倉の超宗派仏教僧侶の海の安全と繁栄祈願読経が行われた後、盆踊りが始まる。



 主催の鎌倉市海水浴場開設130周年記念事業実行委員会では「市民みんなで盛り上がれるものをと企画した。海岸地域には盆踊りが少ないので楽しんでもらえるのでは」と話している。



 イベントに関する問い合わせは市観光商工課【電話】0467・61・3884へ。

 

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