全国的に深刻な問題となっている保育士不足。これを受け、茅ヶ崎市内の松林保育園、松が丘保育園、ひまわり愛児園、なぎさ保育園は県内に先駆けて、このほどボランティアスタッフを募集している。
日本保育協会神奈川県支部青年部で経営研究グループに所属し、保育士不足問題に取り組んでいる三橋貴文氏は「養成校の卒業生が、保育園、幼稚園、児童養護施設などに分散してしまう。また、給与が高い横浜や都内、民間の保育所などに就職する傾向が強いのでは」と分析。打開策として、資格を持つ30〜60代の潜在保育士の発掘に注力していくという。今回の募集はブランクがあり、いきなりの職場復帰が難しい人たちに少しでも現場に馴染んでもらえるよう実施される。
松が丘保育園に勤務する藤井由加利さん(48・市内浜須賀在住)は、20歳で同園に就職。その後、結婚を機に22歳で退職した。出産、子育てなど約20年のブランクを経て40歳で再び保育の現場へ。「子どもが自分を必要としていると強く感じる。長い間、現場を離れると不安にも思うが、子どもの笑顔を見ると、戻って良かった」と藤井さん。
問合せは松が丘保育園【電話】0467・86・5895まで。
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