「夢を与える選手に」 穂積絵莉選手がプロ初優勝
今年1月にプロテニスプレーヤーとして歩み出した穂積絵莉選手(18歳/NPO法人パーム・インターナショナル湘南〈市内甘沼・杉山愛理事長〉出身)が先月行われた「ITF1万ドル西多摩大会」のダブルスで初優勝を飾るなど順調な滑り出しを見せている。
テニスは、8歳からパーム・インターナショナルのアカデミーで始めた。両親が趣味を楽しむ姿を見てきたこともあり「自分もテニスをすることが当たり前だと思っていました」と振り返る。当時から集中力があり、よく練習する子だった。「練習に行きたくないと思ったことは何度もあります。でもテニスを辞めたいとか嫌いになったことは一度もありません」と話す。
中学時代に全国大会で初優勝を飾ったことを皮切りに、高校1年時に出場したインターハイでは、ダブルスで史上初の1年生ペアで優勝を果たすなど、これまで多くの実績を残している。
目標はWTAランキング300位以内
今年1月にプロの道を歩み始めたばかり。大学進学かプロかで悩んだ末の選択だった。「本当に悩みました。でも内に秘めている最終目標を目指すにはプロでやるしかない」と決断した。また決断の裏には愛さんの母・芙沙子コーチの助言もあった。「プロは甘くない。中途半端な気持ちではだめだと喝を入れられました。これが大きかったかもしれません」
現在も同クラブを拠点に活動し、3月に行われた「ITF1万ドル西多摩大会」ではダブルスでプロ初優勝を果たした。「まずはWTA(女子テニス協会)ランキングを300位以内に上げること。いずれは夢を与えられるような選手になりたい」。思い描く選手像に近づくため努力を重ねていく。
|
|
|
|
|
|
|
<PR>