茅ヶ崎市観光協会50周年親善大使に就任したお笑いコンビ「囲碁将棋」(吉本興業)の 文田(ふみた)大介さん 茅ヶ崎市出身 31歳
気さくな笑い 地元から
○…「どーもー」。3月に行われた親善大使の委嘱式。漫才の冒頭と同じように、普段と変わらない上向きに通る声を出しながら姿を現した。吉本興業が地元を盛り上げるためにプロデュースした「あなたの街に住みます芸人」の神奈川県担当であり、今回は茅ヶ崎市の観光PRの一役を担う。「茅ヶ崎で仕事をするのは初めてかも知れませんね。本当に光栄です」
○…昨年12月、日本で最も面白い漫才師を決める「THE MANZAI2011」で決勝に進出。プロの漫才師約1500組の中から上位15組に選ばれた。ネタは自身がほとんど作るが「作りこまない」のが芸風。「相方(根建太一さん)があがり症で天然。だからその人間味を出したいんです。でも『THE MANZAI』の時にネタ合わせしていたら『珍しい』って周りの人に写メ撮られましたよ」と笑う。同じネタでも毎回微妙に変わるが、客席の受け方を見ながらその都度修正を加えていくのがスタイルだという。
○…市内の北陽中学を経て東海大相模高校に入学し、コンビ名の由来となる囲碁将棋部に入部。初めて人前で笑いを取ったのが、高校2年生の時の新入生に対する部活紹介。「他の部活は全国クラスの強豪。部員3人の僕らの話は聞いてくれない」。そこで、面白おかしく部活紹介の文章を読み上げ、会場は笑いに包まれた。そして、3年生のときに相方を誘い、芸人の道を歩みだした。
○…4月21日(土)には浄見寺の地元まつりに出演。また、同日からスタートする「神奈川100ライブ囲碁将棋58市町村制覇ツアー」を茅ヶ崎市民文化会館で行う(午後7時開演・有料)。新ネタも初披露する予定で、今は準備を進めている。「僕らの笑いはファミレスなどからふいに聴こえてくる立ち話のイメージなんです。友達感覚で観に来てもらいたい」。気取らず、気さくな笑いを地元・茅ヶ崎から発信していく。
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