神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
足柄版 公開:2014年8月23日 エリアトップへ

松田町 タブレット導入を準備 講演会に教職員ら100人が参加

教育

公開:2014年8月23日

  • X
  • LINE
  • hatena
タブレットの使用法を稲田氏(左)が指導               =18日・松田中学校
タブレットの使用法を稲田氏(左)が指導               =18日・松田中学校

 学校教育にタブレット端末などの情報機器を取り入れる「ICT(情報通信技術)教育」の環境整備を進める松田町で18日、教職員対象の講演会が行われた。ICT推進は、本山博幸町長の公約のひとつ。

 講演会は、ICT教育の先進地として知られる佐賀県武雄市から、同市教育部スマイル学習課の稲田義邦教育指導主事を講師に招き、松田中学校の視聴覚室で開かれた。町内の幼・小・中学校の教職員80人と近隣市町の教育委員など計100人が受講した。

 武雄市は本山町長の出身地。今年度にタブレットを約3200台導入し、市内の小学校全校で児童1人に1台を貸し出し、授業や家庭での予習に活用している。全国から視察が相次ぎ、今回の講演会も本山町長が5月に行政視察に訪れた際に講師の派遣を打診し、快諾を得たことで実現した。

 講演会では稲田氏が武雄市でのICT教育の取り組みや、タブレット導入後の学力調査の成績が全国平均より高くなったことなどを解説。タブレットを使用した模擬授業も行われ、小テストで平均点や回答率などが瞬時に表示されると、感嘆の声があがった。

 松田中学校の齋藤亮介教諭(34)は「SNSなどで武雄市の取り組みを知ってはいたが、実際に話を聞くことができて勉強になった。遠からずこうした時代は来るので、今から学んで積極的に活用を図りたい」と感想を述べた。

 松田町では今年度予算に747万円を計上し、寄小・中学校の無線LAN整備工事やタブレットの購入(14台)、講師の派遣費用などに充てる。2018年度までに、町内の児童・生徒に1人1台の導入を目指す。8月19日現在の小中学生は738人。本山町長は「教育には、その時代に合ったものを検証し、取り入れていくことも必要。それが若者世代に受け入れられ、定住化や人口増加にもつながる。また今回を縁に、足柄上地域全体で連携してICT教育の推進に取り組んでいければ」と話している。
 

足柄版のトップニュース最新6

「健康」でライザップと協定

開成町

「健康」でライザップと協定

医療費抑制などを期待

4月20日

開成・大井で「移行」始まる

中学校部活動

開成・大井で「移行」始まる

足柄上エリアの状況調査

4月20日

仁王門100年ぶり修繕

延命寺(松田町)

仁王門100年ぶり修繕

開山550周年事業で

4月13日

「のるーと足柄」利用1万人

松田町

「のるーと足柄」利用1万人

運行開始から半年

4月13日

学習机の天板、町産材に

山北町立川村小

学習机の天板、町産材に

「町の林業身近に」

4月6日

車両損壊等が連続発生

松田署管内

車両損壊等が連続発生

3月末に被害が集中

4月6日

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 4月20日0:00更新

  • 4月13日0:00更新

  • 4月6日0:00更新

足柄版のあっとほーむデスク一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月20日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook