戻る

青葉区 人物風土記

公開日:2013.02.21

3月10日、青空自主保育がテーマの自主上映会を開催する「ぺんぺんぐさ」の映画担当リーダー
森 雅代さん
桂台在住 31歳

青空の下、親子で心開く



 ○…「自主保育を知ってもらい、地域とつながるきっかけを作る」。自主上映会発起人であるが故に他の誰よりもこの思いは強い。青葉区唯一、しかも設立からわずか一年の青空自主保育団体。上映会は「スタートライン」だ。共催やチラシ設置協力店探しに青葉区中で「突撃営業」。活動を理解されなくても良いと思ったが700枚刷ったチラシは足りず、結局1200枚刷った。「出会いが上手くいくと達成感がある」。ボーイッシュな人柄で爽やかな笑顔が印象的な2歳児の長男のママだ。



 ○…2年前、青葉区にやってきた。サークルや公園で「また会おうね」と言いつつ前に踏み出せなかった自身が昨年、青空自主保育の存在を知った。青空自主保育の見学会に参加すると「やっと居場所を見つけた」。ルールは『手出し口出しせず、目は離さず』。喧嘩だって大いに結構、子どもたちを見守る。「自然は心を開かせてくれる。親子がたくましく成長できるのが青空自主保育」。全身で魅力を感じる。



 ○…故郷は新潟県。田んぼが一面に広がり、カエルとの戯れ、石ころ拾い、どろんこ遊びをした幼少時代。「遊具で遊んだ記憶がないから、青空保育につながったのかと」。心の中に広がる故郷と青葉の街を重ねる。「緑豊かな青葉区と言われるけれど、個人的にはもっと緑が欲しい」と微笑む。お気に入りは里山と池が名物の桜台公園。「山登り、水遊び。とにかく自然の中で思いっきり遊ぶ」。これが自身のポリシーだ。



 ○…上映に向けての突撃営業中に嬉しい出会いがあった。30年前、区内で自主保育を行っていた人物に遭遇。大先輩からの応援がさらに前向きにさせた。「計画し実行することが好き。今回準備は短期間だったけれど、一度の営業でより多くの人との出会いを求めたからこそ生まれたもの」と嬉しさを込める。「色々大変だけれど充実した楽しい毎日」。本番はもうすぐ目の前だ。

 

    ピックアップ

    すべて見る

    意見広告・議会報告

    すべて見る

    青葉区 人物風土記の新着記事

    青葉区 人物風土記の記事を検索

    コラム

    コラム一覧

    求人特集

    • LINE
    • X
    • Facebook
    • youtube
    • RSS