駅ホームとスポーツクラブの2つの人命救助活動に貢献した7人に対し7月4日、齋藤俊彦青葉消防署長から感謝状が贈呈された。
駅ホームで4人が協力
最初の人命救助活動は3月31日19時ごろ、市が尾駅で--。
ホーム上で倒れこんだ男性は、心肺停止の状態だった。その場に居合わせたのが、磯星海(せいかい)さん(大学生・東京都狛江市在住)と平野良文さん(会社員・川崎市多摩区在住)。救急法を習得していた磯さんが男性を介抱する間、平野さんが駅員を呼びに走った。すぐに駅員の山本周平さん・中島高志さんが救助に加わり、AEDによる電気ショックなどの処置が行なわれ、尊い命が救われた。「目の前で人が倒れたので無我夢中でした」「これからも何かあればお手伝いできれば」と平野さんらは話した。
救命訓練通りに実践
2つ目の人命救助は4月5日20時ごろ、「コナミスポーツクラブたまプラーザ」で――。
「会員さんとお話をしていたら急に倒れられて」と同施設スタッフは話す。偶然にも一週間前に救命訓練を行なっていた、スタッフの千葉尚行さん・野村翔太さん・割栢(わりがや)大介さん。人工呼吸やAEDなど、3人が協力し救命処置を行ったことで、男性の心拍と呼吸が再開した。「突然のことでびっくりしましたが、直前に訓練をしていたのでスムーズに対応できました」と千葉さんは話す。
2つの救助活動で命を救われた男性2人はその後、社会復帰を果たしている。齋藤署長は「皆さんがいなければ、(心肺停止になっていた方は)どうなっていたかわかりません。救助活動に感謝します」と話した。
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