神奈川県全域・東京多摩地域の地域情報紙

  • search
  • LINE
  • MailBan
  • X
  • Facebook
  • RSS
青葉区版 公開:2014年6月19日 エリアトップへ

7月12日、高校野球神奈川大会の開幕戦で始球式を行う 志村亮(りょう)さん 鉄町・桐蔭学園高校出身 47歳

公開:2014年6月19日

  • LINE
  • hatena

感謝胸に「野球道」歩む

 ○…かつて桐蔭学園を神奈川の頂点に導いたエース左腕が、母校のユニホームに袖を通し、30年ぶりに横浜スタジアムのマウンドに立つ。「まずは初戦。各々の目標を胸に、悔いの残らないよう一試合に全力を注いでほしい」。大会開幕を前に、球児たちにエールを送る。

 ○…高校で春夏の甲子園と国体に出場し、慶応大学では4年間で通算31勝17敗。4年のとき、53回連続無失点と5試合連続完封のリーグ記録を達成するなど輝かしい戦績を持つ。「満足のいく結果が出せて、やりつくした」。プロ球界のドラフト候補にも挙がったが、野球部のない三井不動産に入社。これまでクラブチームの選手や監督のほか、今では青少年の指導者などさまざまな側面から野球と向き合う。「社会では結果を残す大変さはもちろん、うまくいかないことの方が多い」。それでも前向きに気持ちを切り替えていくことを、野球を通じて培ってきた。

 ○…平塚育ちで、小3から部員100人を超える少年野球の常勝チームに所属。甲子園や六大学野球には漠然と憧れていたという。前年夏、県準優勝した桐蔭に進学。1年夏の県大会初戦で試練が訪れた。開会式直後の開幕戦、0―9で迎えた7回裏に登板を命じられ、1点を失い試合終了に。「直後はあまり実感がなかったが、徐々に悔しさがこみ上げてきた」。どん底からの再始動で、失うものは何もない。授業、睡眠以外は野球漬けの日々を送ってきた。恒例の夏前合宿は毎朝3時半起床。開き直れたからこそ今があると胸を張る。

 ○…横浜に住んで30年ほどで、結婚式は中華街の料理店だったという。「港町の雰囲気も好きだけど、田畑に囲まれた田舎っぽさもいい」と表情を緩める。今は地元戸塚区の少年野球チーム、品濃ヴィクトリーで指導にあたる。土日も活動続きで「家族は諦めている」と笑うが、長女、長男とも同チーム出身だ。「恩返しの場があるのはありがたい」。野球道をひた進む。

青葉区版の人物風土記最新6

宇多(うだ) 範泰さん

4月1日付で青葉消防署長に着任した

宇多(うだ) 範泰さん

旭区在住 53歳

4月18日

加藤 良次さん

4月に横浜美術大学の新学長に就任した

加藤 良次さん

青葉区在勤 66歳

4月11日

鎌田 純さん

3月19日付で青葉警察署の署長に着任した

鎌田 純さん

市ケ尾町在住 58歳

4月4日

桑名 俊二さん

学校歯科医を45年間務め、このほど定年となる

桑名 俊二さん

美しが丘在住 75歳

3月28日

山本 章さん

3月20日で設立1周年を迎える社会福祉法人「あおばの実」の理事長を務める

山本 章さん

桂台在住 78歳

3月14日

宮原 洋明さん

中里地区青少年指導員の会長としてヒコーキ大会の運営にあたった

宮原 洋明さん

大場町在住 68歳

3月7日

永代供養・合祀墓は4万円から

納骨にお困りの方「眞宗寺」の永代供養墓は後々の費用なし、生前申込・改葬代行

044-965-0965

<PR>

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 1月1日0:00更新

  • 10月19日0:00更新

  • 1月19日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

コラム一覧へ

  • 悠先生のちょっと気になる目のはなし

    「緑内障で併用してはいけない薬について」 コラム【33】

    悠先生のちょっと気になる目のはなし

    4月11日

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2024年4月18日号

もっと見る

閉じる

お問い合わせ

外部リンク

Twitter

Facebook