著書『ぼくたちの家族』が今年映画化されるなど、注目される青葉台出身の作家、早見和真さん(37)=人物風土記で紹介=の最新作『イノセント・デイズ』(1800円税別)=写真=が新潮社から出版された。市内書店に並んでいる。
横浜で起きた事件の容疑者として逮捕され、死刑判決を受けたある女性の一生を、その家族や友人、恋人など複数の視点から描いた社会派長編小説。テレビや新聞で目にする事件の「向こう側」、真実とは何かを問う。作品の舞台は横浜。桜木町や野毛、曙町、山手など中区、西区をはじめとした地域を中心に物語が展開する。取材などの準備に2年かけ、小説新潮に1年間連載したものをまとめた。
早見さんは鉄町の桐蔭学園高校硬式野球部に所属した経験などから、補欠部員を描いた『ひゃくはち』で2008年に作家デビューした。同作は映画化、コミック化されベストセラーとなった。今著が7冊目。
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