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公開日:2015.12.10

鴨中PTAが全国表彰
独自の取り組みが評価

  • 表彰状を手にする本部役員

 横浜市立鴨志田中学校PTA(戸塚昌行会長)が、今年度の日本PTA全国協議会会長表彰を受けた。神奈川県教育委員会から表彰される「優良PTA」にも選ばれ、ともに青葉区内では唯一の受賞となった。

 日本PTAは、子どもの健全育成や教育環境の充実などを目指して設置された公益社団法人。PTA活動の資質向上や活性化のために、顕著な業績をあげた団体や個人を表彰している。同校PTAは、横浜市PTA連絡協議会から推薦され県教委と日本PTAからそれぞれ表彰を受けた。初めての表彰に、戸塚会長は「まさかという気持ち。先輩方から受け継いだ土台があり、皆でもらったものなので、感謝を伝えたい。(鴨志田中の)創立30周年とも重なり、記念になった」と笑顔を見せる。

地元の人材 活用

 同校PTAは、会長をはじめ本部役員7人が中心となって活動している。「委員を含め、勤めながら活動してくれる人も多いので『できる範囲で無理なく』がモットー」と、副会長を務める名倉恵子さんは話す。同校PTAでは、鴨志田中学校区の鴨志田第一小、鴨志田緑小の3校での連携を深めようと、自治会の協力を得て合同の地域清掃や防災訓練を行っている。教育面では、高校受験を控えた3年生を対象に地域の人を面接官役とした模擬面接を実施。また、鴨志田地域で専門職を持つ人を「地域マイスター」として招き、出前授業をしてもらうなど独自の取り組みを行っている。

 役員7人中6人が、今年度までと決まっている。「会長も代わるが子どもたちの教育環境のために、学校や先生と地域をつなぎ、いい関係を継続してほしい」と戸塚会長は思いを込めた。

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