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美しが丘 ブルックスが50周年 小川社長にインタビュー

経済

掲載号:2018年10月25日号

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半世紀の歩みを語る小川社長
半世紀の歩みを語る小川社長

 コーヒー・茶類等の通信販売事業を手掛ける株式会社ブルックス(小川裕子代表取締役社長)=青葉区美しが丘4=が、10月21日、創立50周年を迎えた。50年の歴史や今後の展望について、小川社長に聞いた。

 従業員数はブルックスグループ全体で1121人(10月22日時点)。コーヒー等の通信販売企業として全国的に知られる同社だが、50年前、茶類・乾物の卸売業を営む(株)幸修園を東京都・築地で設立したのが始まりだった。

 1974年、移転先として同社が選んだのが、出店先の川崎市中央卸売市場北部市場に近く、東急電鉄(株)の開発が進みつつあった、たまプラーザエリアだ。

 「今後、有能な人材が集まるホワイトカラーのまちになる」と考えた、当時の小川武重社長が「その家庭の女性たちに、能力を生かして社会に進出してほしい」と願い、同社をその受け皿にしようと考えたことも理由のひとつだという。

 そのためスタッフは当時から女性が中心で、現在も積極的に採用。力仕事を伴うイメージのある工場での作業も女性が働きやすいよう力を入れてきたという。現在も8割以上が女性スタッフだ。

 移転当時、社員は3人でパートスタッフは20人ほど。当時まだ珍しい茶類のティーバッグを工場で加工していた。お茶の焙煎技術を生かして作る、同社で1番最初のコーヒーも青葉区で生まれた。

業態開発を続けて

 小川社長は同社の半世紀を振り返り、「『コーヒーを売り続けてきた』というのは少し違う。50年に渡り、業態開発をしてきた企業だと捉えている」と話す。

 卸売業から、83年には当時日本でほぼ皆無だったという「通販」に着手。新聞折込やハガキで宣伝して電話やFAXで受け付けるスタイルから開始し、ラジオやテレビ、そしてインターネット、モバイルへと、時代とともに変化。消費者の生活様式に合わせ、常に新たな販売手法やメディアを取り入れることで、業績を伸ばしてきた。

「おいしさのその先へ」健康をテーマに事業展開

 今年4月、グループ企業の(株)ブルックスホールディングスと神奈川県、大井町(足柄上郡)の三者が進めてきた「未病バレー『BIOTOPIA(ビオトピア)』」がオープンした。

 ビオトピアは、2012年に取得した第一生命保険大井事業所(約60万平方メートル)を再整備した大型施設。「食」「運動」「癒し」をコンセプトに、地元の特産物等を扱うマルシェやレストランなどがある。

 元々、「心の安らぎとアメニティ」を長年の経営理念とし、「おいしさのその先へ」を追及してきたという同社グループ。その経緯から「健康」をテーマに事業展開しようとしていたところ、県が進めている未病改善の取り組みと方向性が一致。

 病気になってから病院に行くのではなく、その前段階の「未病」を改善することで病気自体を防ぐ、「未病の改善」を実践する施設としてオープンに至った。ビオトピアの中には県が運営する、未病を学ぶ体験型施設なども備えている。

 初年度は年間20万人の来場者数を目標にしていたが、およそ2カ月半ですでに達成。10月14日時点で32万500人がすでに来場しているという。「まずは楽しんで頂き、その中で未病を知るきっかけにしてほしい」と小川社長は話す。

「未病」を発信

 台湾やパリ、香港への出店など、海外での販路拡大にも注力してきたが、ビオトピアのオープンに伴い、現在、特に力を入れているのが未病関連事業だ。

 「50周年の節目にビオトピアがオープンし、本業である通信販売事業でも『健康』をテーマにした商品展開を行っている。『未病』という新たなテーマを持てたことは大きい。本業と未病との両輪をいかに発信し、価値化していくかが重要」と小川社長。すでに未病関連商品をリリースしており、青葉区の本社で、こうした商品開発も行っているという。

 区内の企業等とコラボレーションし、未病をテーマに心の癒しへとつながるイベントなどができないか、と考えているという小川社長。今後は、国際都市・横浜ベイエリアでのイベント参加等も視野に、ビオトピアから国際的に「未病」を発信していきたい、と展望を語っている。

小川裕子代表取締役社長。2008年に就任。生まれも育ちも青葉区という
小川裕子代表取締役社長。2008年に就任。生まれも育ちも青葉区という
大井町にあるビオトピア
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