青葉区版 掲載号:2019年3月28日号 エリアトップへ

元日本代表で、4月に開幕するイトゥアーノFC横浜の監督に就任した 山田 暢久さん 埼玉県在住 43歳

掲載号:2019年3月28日号

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20年の経験 どう伝えるか

 ○…元サッカー日本代表で、浦和レッズの選手として20年間活躍した「ミスターレッズ」。引退から5年、監督としての第一歩を青葉区生まれの社会人サッカークラブ「イトゥアーノFC横浜」で歩み始める。県1部リーグという舞台に「Jと違いがありすぎて」と戸惑いを隠せないが、4月の開幕戦に向け「任せてもらったからにはしっかりと挑みたい」と静かに語る。

 ○…静岡県出身。「山と川しかない」環境で育ち、小学2年で始めたサッカーは「他に遊ぶものがなくて」と自然と心を奪われた。当時は「落ちこぼれだった」と振り返るが、「自分よりうまい人を目標にやるのが楽しくて」と練習を重ね、藤枝東高校卒業後はJリーガーに。その後1度も移籍することなく記録した出場回数は501と偉業を達成。サッカーの醍醐味は「経験しないとわからない」と20年の重みを見せる。

 ○…引退後、イトゥアーノを運営するNPO法人セイントフットサッカークラブと出会う。「地元に帰ろう」とも考えていたが、強い要望を受け、「縁だから」と監督業を引き受けた。細かいパスを繋ぐポゼッションサッカーを理想に掲げるが、「どのように選手たちに落とし込むか、プロじゃないだけに難しい」と新米監督の苦悩はつきない。

 ○…埼玉では子ども向けのサッカー教室を開き、横浜と行き来する日々だが、リフレッシュはゴルフ。現役時代は多くて月4日はコースに出ていたが、「今は月1くらい」と笑う。チーム練習は週に3日だが、社会人チームが故に選手全員が揃うのは稀で、「彼らのモチベーションをどのように保たせるかが課題」と話す。最終目標はJリーグのイトゥアーノ。「プロ時代の経験を生かして、技術や戦術など少しずつ伝えていければ」。開幕直前、その采配に期待がかかる。

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