青葉区商店街連合会の会長に就任した 小松 礼次郎さん 美しが丘西在住 44歳
地域と商店つなぐ存在に
○…区内13の商店街が加盟する青葉区商店街連合会に、歴代最年少の会長が誕生した。「重責に身の引き締まる思い」と硬い表情で語るが、時折見せる笑顔には意欲が満ちている。「区商連は今年で設立25周年。前任の目黒会長をはじめ、これまで先輩方が築いてきた伝統や文化を引き継ぎ、商店街の活性化に尽力していきたい」
○…調剤薬局を営み、たまプラーザ駅前通り商店会の会長になったのは33歳の時。「当時は“若旦那”なんて呼ばれたけどね、今はもっと若い店主も増えてきている。これからの自分の役割は若手と先輩たちをつなげるパイプ役かな」と謙遜気味に話すが、今でも地域の祭りやイベントでは率先して走り回ることを厭わない。
○…商店街に起業家支援の拠点を誘致したり、区スポーツ推進委員や警察官友の会、地区社協など仕事以外の活動も多岐にわたる。「地域があってこその商店街だし、もっと交流を盛んにしたい。一つの出会いが次の活性化のアイデアを生んでくれることもある。すべてはつながっているんだよね」。携帯電話にはひっきりなしに着信があり多忙な様子にも、「大変だと思ったことがない。ミスター・ポジティブマンって呼ばれるよ」と笑う姿は“頼れる兄貴”といった印象だ。
○…好きな言葉は「一致団結」。「商店街を取り巻く環境は厳しくなっている。区商連ではみんなで連携しながら、課題解決に取り組んでいきたい」と抱負を語る。地域や企業、行政とも今まで以上に連携していきたいとし、「商店街を訪れる人が安心して歩けるまちづくりを進めていきたい。できることからコツコツと。焦らず、継続は力なりで頑張ります」。まだまだ若手に負けない気力溢れる表情で笑った。
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