青葉区版 掲載号:2020年3月12日号 エリアトップへ

認知症疾患医療センター 2区1カ所に拡充へ 当初予算案に盛り込む

社会

掲載号:2020年3月12日号

  • LINE
  • hatena
認知症疾患医療センターの機能
認知症疾患医療センターの機能

 横浜市は現在市内4カ所(鶴見区・金沢区・戸塚区・港北区)にある認知症疾患医療センターの拡充を目指している。2020年度には5カ所を加え、全18区のうち2区1カ所の設置を見込み、当初予算案に2145万円計上。「予約から診断までの時間を短縮し、通院の利便性も高めたい」としている。

 認知症疾患医療センターは、認知症疾患の保健医療水準の向上を目的とした施設。医療・介護機関と連携を図りながら、認知症疾患の鑑別診断、周辺症状と合併症に対する急性期治療、専門医療相談等の実施、地域保健医療・介護関係者等への研修も行う。

 国が示すセンター設置の基準は、2通り。認知症施策推進総合戦略では、一般的な入院に係る医療を提供する「二次医療圏」に1カ所の設置が定められており、市としては「国の要件は満たしている」という立場。一方、国の精神疾患医療指針が示す基準は、高齢者人口6万人に1カ所の設置。同指針に沿えば市内15カ所設置が必要で、市は「この指針を基準とする自治体もあり、市民から(拡充への)指摘も頂いている」とする。

通院利便性を向上

 18年に市は、市内医療機関等を対象とした「横浜市認知症鑑別診断に関するアンケート調査」を実施。初診予約から診断まで1〜2カ月要していることがわかった。また19年に実施した市内4カ所の同センターへの調査では、設置された場所の近隣以外からの来院につながっていないことも判明。これらを背景として新年度予算案にセンターの拡充が盛り込まれた。

 青葉区の横浜総合病院臨床研究センター長で、神経内科医の長田(ながた)乾氏(日本認知症学会専門医・指導医)は「(未設置の)市北部等への設置で利便性向上、地域に根差した認知症医療や一層手厚い当事者・家族支援が期待できる」と話す。

 「運営委託事業者の選定はこれから。早期受診、早期発見につながれば」と市担当者。今後、認知症に対する医療体制構築に向け、施設の機能評価を行うとしている。

青葉区版のトップニュース最新6

新人賞で詩集を出版

区内在住草間さん

新人賞で詩集を出版 文化

地域での日常、散りばめて

10月22日号

外国人の相談窓口開設

横浜市居住支援協議会

外国人の相談窓口開設 社会

国の人手不足対策と連動

10月22日号

増える自殺 救うには

増える自殺 救うには 社会

精神科医・内田教授に聞く

10月15日号

街路灯維持 揺らぐ商店街

街路灯維持 揺らぐ商店街 社会

補助金活用も改修費重荷

10月15日号

「運転席無人」バスは国内初

市・企業など実証実験

「運転席無人」バスは国内初 経済

将来の労働力不足に対策

10月8日号

地域通貨で共助を盛んに

たまプラーザ

地域通貨で共助を盛んに コミュニティ経済

13日から実証実験

10月8日号

意見広告・議会報告政治の村

あっとほーむデスク

  • 9月10日0:00更新

  • 9月3日0:00更新

  • 6月18日0:00更新

青葉区版のあっとほーむデスク一覧へ

イベント一覧へ

マジック学ぶ2日間

マジック学ぶ2日間

藤が丘地区センター

11月4日~11月11日

青葉区版のイベント一覧へ

最近よく読まれている記事

コラム一覧へ

  • 市、追加調査で準備進める

    〈連載【14】〉国の申請受付が延期に IRと横浜

    市、追加調査で準備進める 社会

    10月22日号

  • 求められる子どもの主体性(2)

    コラム「学校と社会をつなぎ直す」【10】

    求められる子どもの主体性(2)

    桐蔭学園理事長 溝上慎一

    10月15日号

  • 歴史探偵・高丸の「あお葉のこと葉」ファイル vol.6

    歴史探偵・高丸の「あお葉のこと葉」ファイル vol.6

    「屋号 後編」

    10月15日号

青葉区版のコラム一覧へ

バックナンバー最新号:2020年10月22日号

お問い合わせ

外部リンク