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恩田町堀之内 まち協が国際環境賞 再エネ使い、強い米開発

社会

掲載号:2020年9月24日号

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表彰式に臨んだ鈴木代表(右)らメンバーとオーストリア大使館の商務参事官(左から2番目)
表彰式に臨んだ鈴木代表(右)らメンバーとオーストリア大使館の商務参事官(左から2番目)

 恩田町堀之内地区まちづくり協議会が取り組む「強い米」開発プロジェクトが、オーストリアで創設された国際環境賞「エネルギーグローブ賞」で今年の国別賞(日本)に選ばれた。9月15日には都内にあるオーストリア大使館商務部で表彰式が行われ、鈴木敏文代表ら同協議会のメンバーが出席した。

 エネルギーグローブ賞は、優れた環境プロジェクトに授与される国際的な賞で1999年にオーストリアで創設。世界各国から応募を募り、部門別に優れたプロジェクトを毎年表彰することで、環境保護へのモチベーションを高めることに貢献している。国別賞は2007年に新設された。

 今回、受賞した取組みは「移動可能な再生可能エネルギーを利用した強い米の開発プロジェクト」。同協議会は地域の課題解決を目的に2017年に設立。田園風景が広がり、農業を営む住民も多い同地区では、収穫間際の稲が台風で倒れてしまうという悩みがあった。そこで協議会では鈴木代表ら7人を中心に、強風に負けない強い稲を作ろうとプロジェクトを始動。メンバーには、元エンジニアで大学院大学客員研究員も務めた桐原悦雄さんを迎え、強い稲づくりだけでなく、安価な仕組みで再生可能エネルギーを活用することで、送電線のない途上国の田畑でも役立つプロジェクトにしようと考えた。

 協議会では昨年から試験栽培を開始。小さな太陽光発電の仕組みを作り、その電力でポンプを回し、大量の空気を含んだ水を水田に送り込む。その結果、土が空気をたくさん含むことで稲の根が強くなり、台風に負けない強い稲となる。結果は順調で、収穫前の試験栽培と通常の稲の束では直径3センチの差が出た。また、収穫前に台風に襲われたが強い稲は無事だった。協議会ではその後も研究を重ね、今年はポンプの空気の量を調整したり、スマートフォンで外部から水田の水温などをチェックできる農業IoTにも挑戦している。今回の受賞を受け、鈴木代表は「国際的で非常に重い賞をいただいた。これからもチャレンジを続け、送電線のない途上国でも活用してもらえることを最終目標に頑張っていきたい」と笑顔で語った。

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