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青葉区 コラム

公開日:2022.03.10

   「症状に気付きにくい眼の病気」 コラム【8】
悠先生のちょっと気になる目のはなし

  • 加藤悠院長

 通常眼の病気が起こると見えにくくなる、痛みが出る、充血する、目やにが出るなどといったような症状が起こります。症状が出ることは時として辛いことなのですが、それは病気の発生を初期の段階で教えてくれる重要なサインでもあります。



 眼の病気の中には、初期の段階では症状がほとんどなく、進行してから発症するといったやっかいなものがあります。



 その代表格が緑内障です。緑内障は眼の奥の視神経が弱ってくる病気で、初期の段階では周辺の視野が見えにくくなるという症状が出ることが多いです。しかし、周辺の視野というのは気づきにくいですし、また通常両眼で見ているとなおさら分からないものです。



 他にも網膜の周辺に孔が開いて網膜剥離に進行する網膜裂孔や、糖尿病の合併症で起こる糖尿病網膜症などは比較的身近な病気の割には初期症状に気づきにくく、自覚症状が現れたときには、すでに失明の危機に瀕した状態まで進行していることもあります。



 これらの病気を早期に発見するためには健康診断や人間ドックなどで眼科検査を受けることが大事です。また加齢によって発症率が上がってきますので、40歳を超えた方は眼科クリニックで眼底検査を受けてみてもいいかもしれません。



 市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

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