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青葉区 コラム

公開日:2023.03.09

 「白内障手術前の眼内レンズ選びについて」 コラム【20】
悠先生のちょっと気になる目のはなし

  • 加藤悠院長

 白内障は眼の中の水晶体(レンズ)が濁って視力が落ちる病気です。加齢が主な原因ですが、糖尿病、アトピー、外傷などによっても起こります。治すためには手術が必要で、濁った水晶体を眼内レンズという人工レンズに入れ替えます。レンズは現在、様々なものが使用可能で患者さんは希望のものを手術前に選んでおく必要があります。

 眼内レンズは単焦点と多焦点に分かれます。単焦点レンズは、焦点(ピント)の位置が1カ所のみで、遠くにピントを合わせた方は、近くを見る際に老眼鏡が必要です。

 多焦点レンズはピントの位置が複数あり、眼鏡なしで遠くも中間も近くも見ることができます。ただし、2023年3月現在は選定療養という枠組みになり、手術代は健康保険が適用されますが、多焦点レンズ代は自費となるため、最新のものだと片眼で20万円以上の追加費用がかかります。また、コントラストの低下といって、見え方が単焦点レンズよりも低下する場合があると言われています。

 健康保険が適用される多焦点レンズ(この場合2焦点)も数年前から選択可能です。これはコントラストの低下も抑えられています。これらの眼内レンズの中から、生活スタイルや希望に合ったものを選んで頂きます。

 市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

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