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青葉区 人物風土記

公開日:2023.04.20

4月に青葉区長に就任した
中島 隆雄さん
中区在住 58歳

大事な仕事ほど、謙虚に

 ○…「落ち着いたきれいな住宅街。緑が豊富でまさに青葉区だと思いました」。着任後、まちの印象を率直に語る。間もなく新型コロナが5類に移行し、区民活動が本格的に再開となるタイミング。「区民の皆様とより一層元気な青葉区にしていきたい」と意気込む。

 ○…幼少期は転々としたが、小学3年生からは横浜市民。大学では西洋近代史を学び、1度は社会科の教員を志望するも合格を蹴って留年、市職員試験を受け直すという変わった経歴を持つ。ちょうど同居していた祖母の近所付き合いを見て子どもだけではなく、地域みんなの笑顔を見ることができる仕事ができたら、と考えたのが理由だそう。その思いは今も変わらず、「自分たちの仕事で市民の皆様に幸せを感じてもらったり、困りごとが解決できて喜んでもらえたり。それがやりがい」と笑う。妻も同じ市職員。そんな両親の姿を見た影響か、一人娘も今年公務員に。はにかむように話す姿に父親としての顔も垣間見える。

 ○…思い出深い仕事は約20年前に市民協働を推進した4年間。今でこそ市民と市職員がともに汗を流して活動する場面は珍しくないが、当時はまだ立ち上げ当初。期待も反発もあり、気が付いたら夜中まで議論していたことも。同じ理想を目指していても立場によってアプローチや考え方が違う。相手の話をしっかり聞いて受け止め、ウィンウィンになる方法を模索することが、以後の仕事のスタンスになった。

 ○…来年、区制30周年を迎える青葉区。「今までを振り返りつつ、次の世代に向けた取り組みを区民の皆様と一緒に考えたい」と胸は高鳴る。座右の銘は「実るほど頭を垂れる稲穂かな」。その思いは、大事な仕事ほど、謙虚に。大きな節目に向け、舵を取る。

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