戻る

青葉区 人物風土記

公開日:2023.05.11

青葉消防署長に新たに就任した
瀬上 哲也さん
瀬谷区在住 59歳

予防を大切にまち守る

 ○…青葉消防署の新たな顔に。着任後、署員にかけた言葉は「自分の身体を大事に。家族を大事に」。以前、上司に言われハッとさせられた言葉。自分の身体と心が資本になる仕事だからこそ「家族と上手くいっていないと仕事も上の空になってしまう。自分がこうしていられるのも家族の支えがあってこそ」。

 ○…南区出身。バイクに夢中になった高校時代。「陸海空の免許を制覇したい」と思い立ち、進路は船乗りを目指して下関の水産大学校に。5年間の学生生活で3級海技士免許を取得し、水産会社に就職した。わずか1年程しか船に乗れなかったことが転機になり、免許を生かし消防艇のある横浜市消防局へ。

 ○…入庁は27歳と周りより少し遅めだが、機械いじりが好きだったことから消防設備に興味を持ち、32年間の大半を消防設備係として勤務。建築物の防火指導等を行う部署で建物の火災予防指針を作るなど、火災発生前から地域の安全を守ることに努めてきた。思い出深いのは日産スタジアムの新築審査。20箱以上の段ボールに入った設計図を基に消防設備が規定通り取り付けられているか一つひとつ確認した。「業務は地道だが取り組んだことが形に残ることがやりがい。結局、消防艇には乗ってないんだけどね」と笑いつつ、職業柄、日常生活でも「施設に入るとこの規模ならここに消防設備があるかな」と点検してしまう。

 ○…青葉区の住民は防災意識が高いと印象を持つ。昔に比べて大規模火災は減ったが「一般に消防署に求められるのは早く火を消し、救急車を到着させること。そのために署員は日々訓練を積み重ねている。青葉区に住んで良かったと思える消防行政に尽力したい」。消防署長としての任務を集大成に位置付ける。

ピックアップ

すべて見る

意見広告・議会報告

すべて見る

青葉区 人物風土記の新着記事

青葉区 人物風土記の記事を検索

コラム

コラム一覧

求人特集

  • LINE
  • X
  • Facebook
  • youtube
  • RSS