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青葉区 コラム

公開日:2023.05.25

おばあちゃん先生の子育てコラム
第36回「転落事故は予知予測が大切です」

 青い梅の実が大きくなって、重たくなって、細い枝先に「もう!つかまっていられなーい!」と一つ二つ落ち始めた園庭です。歩行がおぼつかない子も、遊びを工夫したり、協力し合う子も。それから、順番を待てないやんちゃ君も...。先生たちは、担当する園児それぞれが、思う存分遊べるようにしています。大人は仕事がありますが、子どもの仕事は遊びです。毎日の生活そのものが遊びなのです。

 楽しい遊びのはずが、時として、とんでもないニュースとして報じられます。マンションのベランダからの転落事故です。ベランダに置かれた台になるものを踏み台にしてしまいます。バケツだって危険です。子どもの体型は頭でっかちで仮分数なので、ちょっとバランスが崩れると転んでしまうのです。

 そして「こうすると、こうなってしまう」という"予知予測"が、まだ自分で出来ないから子どもなのです。ですから、私たち大人がキケンを予知予測して、少し先回りをして安全を第一にすると良いですネ。

 さて、梅の木の下では踏み台を持ち出したり「あそこよ」「ここにもあるー」と年長のぞう組さんと年少のかえる組さんが、梅の実を取るのに夢中の様子です。取った実は楊枝でつついて氷砂糖を入れて梅ジュースに。2カ月くらいで「ハイ、出来上がり!」(つづく)

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