青葉区 コラム
公開日:2023.06.08
「白内障手術時の乱視矯正について」 コラム【23】
悠先生のちょっと気になる目のはなし
白内障とは眼の中にある水晶体というレンズが主に加齢などで濁ってしまい見えにくくなる病気です。完全に治すためには手術しかありませんが、近年は技術の進歩により日帰りの手術が可能で点眼麻酔をし、10分程度で終わってしまうことが多いです。手術では濁った水晶体の代わりに新たに人工のレンズ(眼内レンズ)を眼の中に入れますが、この眼内レンズに乱視矯正機能を持たせることができます。
眼の中にはいくつかレンズがあり、そのレンズのゆがみによってモノが見えにくくなることを乱視といい、本来眼鏡などで矯正する必要があります。眼の中のレンズは主に前述の水晶体と、眼の表面の角膜(黒目の部分)があり、そのいずれにも乱視があります。
白内障手術の場合、水晶体は眼内レンズに置き換えてしまうので乱視を完全に取り除くことができます。さらにこの眼内レンズに角膜の乱視を矯正する機能を持たせて、一緒に治療することができるのです。この乱視矯正は通常の単焦点眼内レンズであっても付加価値のある多焦点眼内レンズでも一般的には可能です。ただし全ての乱視を完全に取り除くことは難しく、近視がかなり強い方は乱視矯正眼内レンズの規格がない場合もありますので、ご担当の先生などに確認してみるといいかと思います。
市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)
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