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青葉区 コラム

公開日:2023.08.10

「子どもの目が赤い、結膜炎を疑ったら」 コラム【25】
悠先生のちょっと気になる目のはなし

  • 加藤悠院長

 充血や目やにで受診されるお子さんの多くは結膜炎による症状です。ただ、結膜炎といっても種類は様々で最も多いのはアレルギー性結膜炎です。これは何かしらのアレルギー性物質に反応し、痒みや充血の症状が主体となるものです。原因は花粉やグラウンドのほこり、ハウスダスト、ペットによるものの他、原因不明の場合もあります。また、痒みを我慢できず、眼を触ってしまいさらに症状が悪化してしまうことがあります。

 アレルギーの原因が分かる場合はなるべく接触しないようにして抗アレルギー物質の入った点眼薬を使用し、治療します。点眼が効いて痒み止めの作用で触らなくなると症状は改善します。

 その他に感染性結膜炎があります。これは主にウイルスや細菌が原因です。目やにと充血が主な症状で中でも注意すべきなのがウイルスによるものです。はやり目やプール熱とも呼ばれていますが、いずれもアデノウイルスが原因です。感染力が非常に強く、学校などを休む必要があり、自宅でも家族に感染しないようにタオルなどは別にするなど対策しながら点眼治療を行います。一方、細菌によるものは症状が軽いことが多いです。

 いずれの結膜炎も原因が自分では分からないことも多く、疑わしい場合は近くの医院などに相談するようにしましょう。

市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

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