青葉区 コラム
公開日:2023.09.14
「老眼の原因と対処法」 コラム【26】
悠先生のちょっと気になる目のはなし
40代くらいになると手元が見えにくいという人が出てきます。個人差はありますが、老眼の初期症状であることが多いです。老眼は加齢により水晶体の調節機能が低下することをいいます。
人は眼の中にある水晶体というレンズの厚さを調節して遠くや近くにピントを合わせてモノを見ます。ここがポイントで、この調節を全く働かせていない状態では、その人がピントを合わせられる最も遠い位置(遠点)にピントが合っているのです。目の良い人は遠点が5m程遠くで、悪い人は50cm程の手元だったりする訳です。老眼のない状態では調節で遠点から手前にピントを合わせることができるので、多くの人は裸眼で手元を見ることができます。
しかし、老眼になると裸眼では遠点以外にピントが合わなくなります。そうすると元々目の良い人は、手元を見るためにピントを合わせる道具である老眼鏡や拡大鏡が必要になります。元々目の悪い人は、遠くを見るための眼鏡で手元を見ることができなくなり、眼鏡を外す必要が出てくるのです。残念ながら老眼を止める方法は現時点ではなく、眼鏡・拡大鏡・コンタクトレンズなどを進行具合に応じて使っていく必要があります。また、白内障が進行している人は、手術で多焦点の眼内レンズを使用する方法も選択肢の1つです。
市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)
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