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青葉区 コラム

公開日:2023.10.12

「『眼が悪い』状態とは?」 コラム【27】
悠先生のちょっと気になる目のはなし

  • 加藤悠院長

 「目が悪い」と聞いてどのようなことを想像しますか?分厚い眼鏡、手元が見えない、眼鏡を合わせても見えないなど人それぞれかと思います。

 最も多くの方がイメージする眼鏡やコンタクトレンズを使用している状態は近視が強く裸眼だと遠くが見えにくいですが、眼鏡などを使用すれば見えるようになります。近視は眼の屈折力に対する眼のサイズの問題で、その強さは環境や遺伝により決まり厳密には病気ではありません。

 手元が見えない状態はどうでしょうか。30代頃までは気にならなかったのに40代以降、自覚されることが多いでしょう。これはいわゆる老眼で、眼の中の水晶体というレンズが加齢により調節力を失うことです。こうなると裸眼でピントを合わせることができる位置の範囲が狭くなりますが、これも厳密には病気ではありません。老眼鏡を使用することで見えるようになります。

 眼鏡を合わせても見えない状態はいかがでしょうか。これは病気となります。例えば白内障、緑内障、黄斑変性症、ぶどう膜炎など原因は様々ですが、眼鏡をどんなに調節しても見え方は良くならず治療が必要になります。病院で目の悪い状態というとこちらのことをイメージすることになります。一概に目の悪い状態といっても原因と対処方法は様々なのです。

市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

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