青葉区 トップニュース教育
公開日:2024.01.18
もえぎ野中吹奏楽部
8人で立つ夢舞台
東関東アンコン 初出場へ
もえぎ野中学校吹奏楽部の木管八重奏のメンバーが、昨年12月に開催された「第47回神奈川県アンサンブルコンテスト」で金賞を受賞。上位7チームにのみ与えられる県代表にも選ばれ、1月28日に行われる「第29回東関東アンサンブルコンテスト」に初出場を果たす。メンバーは「みんなで楽しくを最優先に、悔いの残らない演奏をしたい」と意気込んでいる。
東関東に出場するのはコンテストリーダーの木下友愛さん、部長の森田優菜さん、佐藤花音さん、高村芽來さん、竹内響志朗さん、長島立桃さんの2年生6人と、宇野世菜さん、土志田恵さんの1年生2人。29人の部員の中で、技術向上を目指して自ら手を挙げたメンバーたちだ。
目標は金賞・代表
同部は、一昨年に初めて横浜アンサンブルコンテストに出場。金賞を獲得したものの、代表に選ばれず県大会出場を逃していた。そこで、昨夏に3年生が引退し、現体制になった際、部として目標を「金賞・代表」に定めた。金賞だけでなく代表にも選ばれ、さらに上位大会進出を目指そうとの思いを込めたという。
ただ、コンテストに対する意識や技術の差もあり、「なかなかまとまることが出来なかった」と木下さんは振り返る。転機は9月に行った他校との合同練習。演奏レベルの高さに全員が危機感を持ち、以後、練習に打ち込み、合わせ練習も増やした。時にはけんかもしながら「いい音楽を届ける」ことに没頭した。
「悔いの残らない演奏をしよう」を合言葉に、一丸で臨んだ11月の市大会。結果は金賞と代表。前年に届かなかった県大会への切符を手にした。
順調に見えたが、11月末の期末テストで、楽器に触れない一週間を過ごした。テスト最終日は、同じく県大会に出場する田奈中学校=緑区=と合同でのホール練習。そこで再度、実力不足を痛感する。ボロボロだった自分たちと、素晴らしかった田奈中の演奏。県で金賞を目指すレベルが分かった気がした。
「県でも金賞と代表に選ばれたい」。それぞれの楽譜にお互いメッセージを書き込み、気持ちを高めた。さらに、顧問の大木かおり教諭が口にした「栃木県で行われる東関東に出場できたら、泊まりでイチゴと餃子を食べよう」との言葉も、奮起するきっかけだったと木下さんは笑う。
迎えた県大会。実は演奏には満足できなかったそうだが、表彰式で金賞、そして県代表として名前が呼ばれた瞬間、全員が思わず叫び、涙が溢れてきたという。
木下さんは「正直、ここまで来られたのは奇跡」としながらも、「東関東では悔いの残らない演奏をして、後輩に思いをつなげていきたい」と話し、森田部長も「賞も大事だけど、この8人で東関東に出場できた記憶を大切に、楽しく演奏したい」と笑顔を見せた。
東関東は1月28日(日)に栃木県の宇都宮市文化会館で開催される。
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