青葉区・都筑区・緑区の少年野球チームに所属する小学3年生以下の選手が出場する大会「ティーボール野球の集い」が、5月3日・4日に長坂谷公園多目的広場(緑区)で行われた。毎年、春と秋に開催されており、今回が60回の節目となる記念大会。延べ33チームが熱戦を繰り広げた結果、青葉区の横浜青葉リトルYが優勝を果たした。
ティーボールは、いわば「投手のいない野球」で、バッティングティーに乗せたボールを打つ競技。四死球の心配もなく、初心者でも楽しめることをモットーにルール化されており、主に小学校低学年を対象にした大会が広く行われている。
打撃力と堅守で圧倒
60回の節目となる今大会には、3区から33チームが出場。長坂谷公園に4面のグラウンドが設けられ、3日に25試合、4日に7試合が行われた。
優勝した横浜青葉リトルYは、初戦でスーパージャガーズ(青葉区)と対戦。打線が爆発し22―0と快勝すると、2回戦も茅ケ崎エンデバーズ(都筑区)に17―2、3回戦も長津田クラブ(緑区)に15―0で勝利し、準決勝進出を決めた。
決勝進出をかけた川和シャークスK(都筑区)との試合も12―2で勝利を収めると、続く決勝戦も、いぶき野メッツ(緑区)に15―3と快勝。持ち前の打撃力と堅守により、5試合で81得点7失点と、圧倒的な成績で優勝を手にした。
同チームの主将で、最優秀選手賞に輝いた小林洸太さん(神奈川区・神大寺小3年)は開会式で選手宣誓も担当。「優勝するためにこの大会に来たので、達成できて嬉しい」と話した。ホームラン6本を放ちスラッガー賞に輝いた山脇春輝さん(緑区・竹山小3年)は「6回目の出場でやっと優勝することができて嬉しい。兄が取ったスラッガー賞を目標に頑張っていたので、この賞を取ることができて嬉しかった」と語った。
チームを率いる大塚渉監督は「日頃の練習の成果を出す事ができ、選手一人ひとりがしっかり自分の力を発揮し、最高の結果を出す事ができました。監督冥利に尽きます」と笑顔で話した。
主催するティーボール野球の集い実行委員会の北村明雄会長は「約30年にわたり無事に続けてこられた。低学年の子どもたちの目標として、今後も続けていきたい」と話していた。
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