青葉区制30周年記念式典が11月4日に青葉公会堂で行われた。当日は区民の他に数々の企画をしてきた区制30周年記念事業実行委員会(久保田実会長)や山中竹春市長、区選出議員団らが出席。神奈川県警察音楽隊の演奏もあり=写真、出席者全員で節目を祝った。
1994(平成6)年11月6日、当時の港北区と緑区を4分割し、再編成して都筑区とともに生まれた青葉区。今年度は「未来へつなごう 青葉の魅力」をキャッチフレーズにさまざまな記念事業が行われてきた。
記念式典は3部制で行われた。第1部では主催者を代表して久保田会長が、「青葉区誕生当時は人口25万人ほどだったが、現在は30万人を超えて人口が市内でも2番目の区になった。青葉区を心から愛し、まちづくりやコミュニティーの形成、地域での活動に取り組んだ先人、区民、関係者の尽力があってのこと」と感謝を述べた。
続いて山中市長は「皆様が大切に地域の絆を育んできた風土や、より良い地域を作っていきたいと熱心な地域活動をしている思いこそが、青葉区30年の歴史を刻んできた原動力だ」と称えた。
また、区制30周年記念事業実行委員会から防災啓発・訓練用品などが青葉消防署に贈られた。
第2部の冒頭であいさつに立った中島隆雄区長は、区民意識調査で8割が区に対して愛着や誇りを感じていることを引き合いに出しながら、「青葉区の発展は地域、関係団体、企業、大学の力があってこそ。これからも住みつづけたい、住みたい、魅力あるまちであり続けるように皆様と力を合わせて取り組んでいく。次の30年を一緒に作っていきましょう」と呼び掛けた。その後、区の発展に尽力したとして青葉区連合自治会長会と東急(株)に中島区長から感謝状が贈られた。
第3部は県警音楽隊の演奏が行われ、会場は大いに盛り上がっていた。
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