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青葉区 社会

公開日:2025.06.26

桐蔭学園
災害現場での「協力」学ぶ
セミナーに約70人が参加

  • 救出活動を体験する参加者

 能登半島の震災から学ぶ「第2回防災ボランティアセミナー」が6月21日、桐蔭学園で開催され、同学園の大学生や高校生、地域住民ら71人が参加した。

 2025年に能登半島で発生した災害の現状を学び、防災ボランティアとしての知識やスキルを身に付けるため昨年初開催された同セミナー。当日は桐蔭横浜大学法学部の松田康博講師の基調講演をはじめ、区職員、石川県珠洲市の観光大使が登壇。現地でボランティアにあたった同大学の学生による活動報告も行われた。

 港北区から参加した金田美加穂さんは「活動報告では実際に土を運ぶ大変さが伝わってきた。貴重な経験だと思うので、もっと年少の子どもたちでもできる体験を考えてみたい」と話した。

 後半は青葉消防署の署員の協力でグループワークを実施。瓦礫の下敷きになった人の模擬的な救出活動のほか、担架の扱いや身の回りのもので負傷者の手当てをする方法を学んだ。

 体験のサポートも務めた同大学法学部2年の大橋亮太さんは「目標は消防官になること。今日得られた知識を地域の人たちにも伝えたい」と意気込んだ。

 同学園トランジションセンターの武田佳子センター長は「災害の現場では異なる世代の人が協力する必要がある。学生だけでなく地域の方が参加し、一緒に学ぶことは貴重な経験になるはず」と期待を寄せた。

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