青葉区 社会
公開日:2025.07.03
ボッチャ通して多世代交流
八木一龍さんが活動報告
(一財)健康・生きがい開発財団が主催する「アドバイザー活動支援オンライン講座」が6月28日、すすき野地域ケアプラザで行われ、ボッチャを通した地域の多世代交流に取り組む八木一龍さんと共同発表者3人が1年間にわたる活動成果を報告した。
オンラインを通して全国から80人超が参加した同講座。同ケアプラザにも地域住民ら20人が集った。発表では、八木さんの2022年の活動開始を端緒に、6歳から90歳まで155人が参加した昨年10月の大会までの道のりを解説。多世代交流が地域活性化、ひいては共生社会につながると訴えたほか、活動の持続性や拡大性への工夫、人・物・金の集め方など後進へのアドバイスも行った。
続く発表では、すすき野ボッチャクラブの名嘉匡安さんが昨年10月の大会に触れ、「子どもたちがスタッフに懐いている様子が微笑ましく、貴重な交流が持てた」と話し、桐蔭横浜大学准教授の尾山裕介さんは、「教員志望の学生らが手応えを感じている」などと報告した。同ケアプラザ職員の佐藤由佳さんは、「アドバイザーである八木さんのおかげで、地域のつながりが広がっている」と話した。
八木さんは「誰でも簡単に参加できるボッチャだからこそ、子ども、高齢者、障害者分け隔てなく交流ができる」とボッチャの魅力を語り、「高齢者施設ではレクリエーションが固定化してしまっている現状がある。今後は区内の施設でもボッチャというツールを使った取り組みを広めていきたい」と思いを語った。
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