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青葉区 コラム

公開日:2025.07.10

「レーシックやICLを行った後でも白内障手術はできますか」 コラム【48】
悠先生のちょっと気になる目のはなし

  • 加藤悠院長

 レーシックやICLは主に近視を治療するための手術です。レーシックは眼の表面の角膜というレンズをレーザーで削り、ICLは眼の中にコンタクトレンズのような薄いレンズを入れてしまう手術です。

 これらの手術は老眼が出てくると結局、老眼鏡が必要になってしまうので、多くは20〜30代までの方が受けられます。

 また、手術を受けた方でも60〜70代になると白内障が出てきます。白内障は眼の中の「水晶体」というレンズが濁る病気で、治療するには手術しかありません。

 では、レーシックやICLを行った後でも、白内障手術はできるのでしょうか...答えはYESです。

 レーシック後の方であれば、白内障手術の方法そのものは変わりません。ただ、濁った水晶体に置き換える人工の眼内レンズの度数計算がやや特殊になりますので注意は必要です。

 ICL後の方であれば、白内障手術開始時に眼内にすでに入っているレンズ(ICL)を抜き出して通常の白内障手術を行います。ICLは柔らかい素材でできているのですぐに抜き出せます。

 日本にレーシックが普及して20年以上、ICLは10年以上ですが、このような手術を受ける白内障患者さんが少しずつ増えてきています。

市ケ尾町の「梅の木眼科医院」の加藤悠院長が、目を健康に維持するために大切なことを分かりやすく教えてくれるコーナーです(月1回第2週目に掲載)

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