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青葉区 社会

公開日:2025.09.18

青葉警察署×川崎信金
銀行強盗想定し、初訓練
不測の事態への対応学ぶ

  • ナイフで脅迫する犯人役(右)

  • 人質をとり、金銭を要求

 青葉警察署と川崎信用金庫市が尾支店が9月12日、銀行強盗を想定した訓練を同支店で行った。金融機関の防犯意識向上と警察と銀行の関係強化を目的に同支店では初めて実施された。

 訓練では刃物を持った強盗2人組が店内に押し入り、金銭を要求することを想定。犯人役の2人は刃物で受付の行員を脅しながら、「早く、金を出せ!」「責任者を出せ!」などとどう喝。飯島尚史支店長が対応し、金を奪うと店外へ逃亡した。その後は、通報を受けた警察が現場へ到着し、犯人の人相や特徴を行員が報告。訓練では他にも、各行員の役割の再確認などが行われた。

 あいさつに立った生活安全課の上原拓也課長は「不測の事態に備えるには訓練が重要。今後も金融機関と顔の見える関係性を築いていきたい」と総評した。飯島支店長は「訓練とは分かっていても、緊張してマニュアル通りに動けないところもあった。今回の訓練をいい教訓にできれば」と振り返った。

強盗殺人事件を教訓に

 同金庫では26年前の1999年9月16日、川崎市幸区の支店で強盗殺人事件が発生。その際、行員の一人が殺害されるという事件があった。以降、「川信防犯の日」を制定し、その前後の日にちで年に1度、数カ所の支店で防犯訓練を行っている。

 同事件の犯人は現在も捕まっておらず、神奈川県警では情報提供を求めている。(問)>同県警幸警察署【電話】044・548・0110(代表)

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