青葉区 社会
公開日:2025.12.02
乗合交通の本格運行へ
「地域の足」問題に一手
アプリや電話の事前予約に応じてルートやスケジュールを柔軟に組み合わせて運行する青葉区のオンデマンド乗合交通「あおばGO!」。本格運行へ向けた実証実験が11月から始まっている。
高齢者の買い物や通院など、日常生活の移動が不便と感じる地域への支援として横浜市が推進する地域公共交通事業の一環。青葉区新石川・美しが丘・あざみ野地区の3エリアでは市内で最も早く、かつ広域で実証実験が進んでいる。平日運行で運賃は1回ごとに大人500円、小学生以下200円。今回から敬老パスによる割引や定期券が導入された。
10月には利用者に向けた説明会が実施され、利用登録のサポートなどを行った。参加者の男性は「自分が住んでいるエリアは高齢者が多く、通院などで困っている」と話し、ある女性は、「前回はほぼ毎日使っていた。本当に助かっているので確実に実施してほしい」と訴えた。
市地域交通推進課の担当者は「利便性を実感してもらい、ぜひ継続して利用してもらえれば」と期待を寄せた。
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