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青葉区 社会

公開日:2026.04.23

日栄鋼材㈱ 遮るのは熱、つなぐは未来 独自技術で知財企業認定

  • アルミハニカムパネルを解説する菅沼社長(左)と佐藤執行役員

    アルミハニカムパネルを解説する菅沼社長(左)と佐藤執行役員

 横浜市と(公財)横浜企業経営支援財団は4月1日付で、知的財産を経営に活用する中小企業を支援する「横浜知財みらい企業」の新規認定15社を発表した。その一社に選ばれたのが、あざみ野南に本社を構える日栄鋼材株式会社(菅沼伸之代表取締役社長)だ。

子どもの遊び場守る

 同社は横浜ランドマークタワーなどの超高層ビルや大規模施設の床工事、いわゆる「デッキプレート」を手掛けるプロフェッショナル集団。認定を受ける決め手となったのは、長年培った鋼材の知見を活かし、3、4年の歳月をかけて開発した独自技術「アルミハニカムパネル」だ。

 開発の原点は、「温暖化が進み、熱中症が社会問題になる中、公園で子どもたちが安心して遊べる場所を作りたい」という切実な願いだった。佐藤義勝執行役員を中心としたメンバーが試行錯誤の末に辿り着いたのは、独自の「傾斜ハニカム構造」。アルミ製で軽く強度に優れるだけでなく、太陽の赤外線を反射して輻射熱を抑え、穴から風を通すことで熱の滞留を防ぐ革新的な製品だ。

 SDGsへの取り組みから始まったこの開発は、社員の意見を尊重する同社の社風を象徴している。菅沼社長は「中小企業である自分たちが動かないと何も変わらない」と語り、学童保育の運営や女性活躍、健康経営など、10年20年先を見据えた社会的責任を「当たり前のこと」として果たし続けている。

横浜発の技術を全国へ

 今回の認定について菅沼社長は「率直にうれしい。人々に知ってもらう第一歩」と笑顔。目標は、横浜発のこの技術を日本全国の公共施設へ広げ、熱中症から人々を守ること。恩田町での創業から40周年、あざみ野南の地から、街の未来と安心をつなぐ挑戦はこれからも続いていく。

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