林市長が地域団体を訪問する「ぬくもりトーク」で子育て支援について意見交換した「ながつたパオパオ」代表 高山 安子さん 長津田町在住 59歳
母親の孤立、なくしたい
○…2009年から仲間たちと未就学児とその保護者の居場所づくりに取り組む。子育て中の母親が「ひと息つける」場所を提供しようと一軒家を借り上げ、すごろくやおもちゃで遊べるスペースを開放している。「気軽に寄れるお隣さんのおうちをイメージし、子ども同士、親同士が横のつながりを作れる場所にしたいと思った」。その活動に光があたり、林市長との対談が実現。「貴重な機会をいただいた。現場の声をなるべく多く伝え、市長のお考えをうかがえればと臨んだ」
○…「子育てについて気軽に話す機会が増えればママの負担は少なくなるはず」。”孤独”を感じた自身の子育て経験が今の活動の原動力となっている。「引っ越しが多く、相談できる人が中々できなかった。子どもが成長するにつれ、学校のこと、子育てのこと、不安に思うことはいっぱいあった」。子育ても一段落したある日、ふとした会話の中から、長津田には子育ての支援拠点が少ないことを知った。「自分が子育てをしていた頃のことを思い出した。きっと同じような不安を抱えている母親たちがいるだろうと活動を始める決心をした」
○…「こうした居場所を作っても、ここに中々足が向かないお母さんたちもいる。気軽に来たいと思ってもらうにはどうしたらよいか」。ずっと心にあった課題を林市長に投げかけてみた。行政と民間が双方で行っていく情報発信が必要だとの回答を得た時には「全く同じ見解。驚きとともに期待も高まった」
○…活動を知ってもらうためには、地域の協力が必要であると感じている。「できるだけ多くの層に我々のことを知ってもらい、そのことを地域で話してもらえれば。顔を知っている人から説明してもらえれば、より身近に感じてもらえると思う」。そのためのイベントも積極的に行っていきたい考えだ。「広い世代のお知恵をいただきながら子育て支援を展開できれば」
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