ハーモニーみどりふれあいまつりで『新進演奏家による音楽の贈りもの』にソプラノ歌手として出演する 中山 美紀さん 区内在住 24歳
地元で歌える喜び噛みしめ
○…昨年、緑区民音楽祭実行委員会が開く、新人音楽家発掘オーディションに出場。透き通り、伸びやかな声に評価が集まり、同音楽祭の登録アーティストの仲間入りを果たした。緑区民の前に初めて立つ喜びを噛みしめつつ、「まだまだ新人。緊張や不安もある。まずは顔と名前を覚えていただければ」と謙虚な姿勢を崩さない。高校1年生の時に緑区に越してきて以来、ずっと地元で歌うことを夢見てきた。
○…小中高と合唱部に所属。いつも歌は傍らにあった。中学2年生の時、ニューイヤーコンサートをテレビで観て、日本を代表するテノール歌手・福井敬さんの歌声に釘付けになった。「オペラの凄さ、オペラ歌手のかっこよさに衝撃を受けた。私もオペラに挑戦してみたいと思い始めたきっかけ」。その後、恩師の薦めもあり夢はどんどん具体的になっていった。東京藝術大学音楽学部声楽科に進むと、めきめきと頭角を現し、全日本学生音楽コンクール東京大会声楽部門大学の部で1位に輝くなどした。
○…現在は同大学院で声楽に磨きをかける日々。「舞台では驚くほど自分の性格や内面が伝わっていってしまう。オペラ歌手は人間としてもしっかりとしたものを持っていないと豊かな表現が出来ない。今は貪欲に色々な知識、教養を吸収し、成長していきたい」。歌の練習だけでなく、時間を見つけては歌曲の舞台となった土地を訪れるなど、積極的に動く。
○…舞台に立ち、人前で歌うチャンスはまだまだ少ない。これから増やしていきたいと考えていた矢先のチャンス。その舞台が緑区であった事がこの上なく嬉しい。「新人発掘のオーディションが定期開催されるほど緑区は音楽への理解が深い街だと感じる。いつかは国内外の有名なホールで歌ってみたいという夢ももちろん持っているが、その夢に向かう大事な一歩をこの緑区で踏み出せることを光栄に思う」
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