4月から緑郵便局の局長に着任した 小林 順子さん 旭区在住 55歳
今も続く、絵手紙交流
○…郵便局で働き始めて35年以上。局長の職務は3カ所目となる。緑区への着任は初めて。「自然豊かで、街もきれい。住んでいる人の人柄が出ていると思う」と印象を語った。絵手紙教室など地域向けの教室などを実施してきた緑郵便局。「今後もお客様を大切に、地域に深く寄り添う郵便局を目指したい」と意気込む。
○…栃木県出身。「安定した道を歩んでほしい」という両親の勧めもあり、郵便局に就職して神奈川県へ。約10年にわたり、郵便局の窓口業務を幅広く経験した。当時、先輩は、来客する人の顔と名前をほとんど覚え、1人ひとりに合わせて声かけも変えていたという。「最初は緊張してばかり。でも、会話を重ねることで、お客様から頼られるようになるのが嬉しかった」と振り返る。
○…その後、戸塚や保土ヶ谷など、県内10カ所以上の場所で働いてきた。印象に残っているのは、横浜旭郵便局時代に経験した絵手紙の局内展示。地域の人と協力し、毎月テーマを変えた絵手紙を局内に飾った。多くの地域住民らと知り合い、彼らからは「郵便局に行くのが楽しみになった」との声を多数もらった。約20年が経った今も、当時関わった人と交流があるといい、「連絡が途切れると、心配して絵手紙を送ってくれる人がいるんです」と嬉しそうに笑った。「親しまれる郵便局を多く経験させてもらった」としみじみ語る。
○…通勤時間に際に聴いているのは、ショパン。「仕事モードと家庭モードを切り替える時にね」と話す。2人の子育ても経験した。まだまだ管理職の女性が少なかった時代。「それでも、育児と仕事を両立できたのは、夫や家族、職場の協力があったから」と周りへ感謝を口にすると、優しく笑った。
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