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緑区 人物風土記

公開日:2020.02.20

横浜市体育協会横浜スポーツ表彰スポーツ功労賞を受賞した
直井 美智子さん
東本郷在住 68歳

卓球で笑顔の輪をつくる

 ○…初級者から上級者まで「誰でも楽しめる卓球大会」を目指して、大会を企画、立案。その結果、参加者は大幅に増加した。上級指導員として、市内を駆け回り、競技振興に長年にわたり貢献してきた。表彰を受け、最初に口にしたのは周囲への感謝の言葉だった。卓球によって、多くの仲間に恵まれたという。「”生涯スポーツ卓球”の面白さをとことん伝えていきたい」と前を向いた。

 ○…福島県生まれ。友人に誘われ、中学校から卓球部に。待ち受けていたのは、厳しい練習の日々。友人も辞めていくなかで、上手くなりたい一心で続けた。負けず嫌いな性格で、「夜まで一人で壁打ちしたり、黙々と練習してたね」と振り返った。「人生、一度は都会で暮らしたい」と高校卒業後に上京。20歳で結婚し、2人の子宝に恵まれた。

 ○…「子どもは見ているから卓球してきなよ」と夫の優しい言葉に背中を押され、地域で卓球を再開したのは、まだまだ子どもに手のかかる時期。「家族の協力があったからこそ、卓球を続けられた」と感謝の言葉を口にした。試合で結果を残してきたことで、次第に指導員としても活躍するようになっていった。現在は、緑区卓球連盟の理事を務めるほどだ。「最近は、人の上達が自分の喜び。仲間もできて、たくさんの笑顔が生まれている」

 ○…趣味は、3年前から始めた和太鼓。教わる講師のライブにも足を運んでいる。また、時間がある時は健康維持のために鶴見川沿いを歩く。「健康が第一。卓球仲間と温泉旅行や飲み会などに出かけられるのも健康な体があってこそ」とにこり。卓球をいつまで続けるか聞けば「80歳を超えたって、やり続けたいね」と力強く宣言した。

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